フルーツヨーグルトの写真

育児

1歳児の子供が離乳食を食べない件で試した8つの取り組み

こんにちは。私は現在、広汎性発達障害の5歳の息子と1歳の娘の育児をしている母です。
発達障害の育児ついて自分が経験したことを綴っています。

1歳児の娘が離乳食を選り好みし始めました!

1歳頃から徐々に自我が出てくるようですね。
うちの娘も1歳過ぎて意思表示が出てきました。それと共にご飯の選り好みも出てきましたよ。

1歳過ぎて現れる離乳食の悩み

  • 選り好みして食べない
  • 離乳食が進まなくて不安
  • 離乳食を食べないことに対する解決法が知りたい
  • 離乳食をどこまで頑張れば良いか分からない

こんなことありませんか?これは私が長男の離乳食の時期に感じていた悩みです。
我が家は下の娘が最近になって好き嫌いが始まりましたが。発達障害のある長男の偏食を見てきたこともあって以前よりは冷静に見届けられている気がします。
同じ離乳食を食べない悩みでも、長男と娘で随分と違いを感じているのでその経験談をお話したいと思います。

1歳児が離乳食を食べないのは成長の証

私は離乳食を食べなくなる理由の一つに、

こんな様子はありませんか?

  • 色々な味や匂いが分かるようになった
  • 離乳食では味が薄くて物足りない
  • 大人や兄弟の食事に興味を持ち始めた

このような理由があると感じています。
1歳過ぎ頃から離乳食も完了に向けて少しずつ味のバリエーションや、食べられる物の大きさや硬さも増えるので、様々な食事を経験できるようになります。
しかし、うちのお兄ちゃんはこの3つの理由を感じるであろう時期はなく、離乳食の最初の時期から勧める食材によって口に入れることすら抵抗が強く、つまづいていました。
後に徐々に食感や味に恐怖心があることが分かったので、無理に食べさせなくなりましたが、この頃は悩みました。

それに比べて、娘は味や見た目の違い、好きな物の認識が出るまではなんでも口に入れ、強い抵抗もなく試すことができていました。

もちろん個人差はあると思いますが、なかなかこだわりの強い長男を見ていることもあり、多少、以前食べていた離乳食を食べない!なんてことがあっても、私はその他で興味を示す食材があるなら全然大丈夫!と思えています。

生活環境によっても離乳食の進みは異なる

我が家は両親とも働いているので、子供達は普段、保育園に行っています。

娘は0歳の離乳食が始まる前から保育園生活なので、日中の食事はかなり保育園にお世話になっていましたが、これがまた離乳食の進め方が早く、1歳前でも揚げ物や生クリーム、アイスクリームなども給食に出ることから食べさせていました。
娘は誕生日が遅いので特に離乳食の進みは他の月齢の子達より遅くなるのは当然ですが、それにしてもよくある離乳食の本に載っている進め方とは大きく異なり、途中から本を見るのはやめました。

それでもお腹を壊すこともなく元気ですよ!
さらにうちの娘は食べるのことが大好きなので新しく見る食事は興味津々、見るだけで食べられないなんて通用しません。

なのでアレルギーの危険や喉の詰まりなどの心配がない限り、1歳過ぎくらいから大人の食事を取り分けてあげてますよ。
味の濃さが気になる場合は、ほんの少量をご飯と一緒にあげたりすると食べすぎずに済んでます( ^ω^ )

ここからは超偏食児の息子の話をします。

長男は、1歳の離乳食から過度の偏食があった

現在5歳の長男は、離乳食の時から食べない物が多く、1歳を過ぎてからはさらに食べない食品が徐々に増えて、離乳食完了の頃には決まった食事以外食べない過度な偏食になっていました。

実際にこの時期に食べられたものは、

食べられた物

  • 白米
  • 味噌(味噌汁もこの時期はまだ可)*
  • ベーコン
  • ブロッコリーの花の部分*
  • ごま塩、ふりかけ
  • りんご
  • りんごの甘露煮*
  • 梨*
  • ヨーグルト(決まった商品のみ)
  • 野菜ジュース(決まった商品のみ)
  • 特定のお菓子

「*」がついているものは現在食べません。

これだけです。
この後さらに唯一の野菜、ブロッコリーと野菜ジュースも食べなくなり、野菜ゼロ期間が1年半ほどありました。
でも、この頃は感覚過敏に気がついていなかったので焦ってましたが、感覚過敏があってこれだけ食べられるなら全然食べられる方なのかなって思います。
そして、この頃から常温以外の温度の物、食感や質感も苦手な物が多かったので感覚過敏が現れていたんだと思います。

\その後も続く偏食に向き合った記事はこちらです/

子供がシリアルを食べている写真
3歳子供のひどい偏食にイライラ!何とかしたくて保健所に相談してみました。

3歳頃、息子のひどい偏食に対して解決法を保健センターで相談しました。どう付き合えば良いか、偏食は克服できるのか…そこで受けたアドバイスがとても参考になり、5歳になった今は少しずつ食べられるものが増えてきました。相談して本当に良かったので忘備録として綴ります。

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今、新たに生まれた娘の育児をして比較できることで初めて、息子が1歳の頃に離乳食を食べなかったのは感覚過敏だったんだと理解できました。
この頃はまだ息子の発達障害には気がついていないのもあり、食べないことに対してどうにかしなきゃと必死でしたが、どうしたって食べない物は無理して与える必要はなかったのです。(試す努力は必要と思いますが)

もし離乳食時期にあまりに食べない傾向があるなら1歳児検診もありますし、保健センターに相談に行くと良いですよ!

1歳児、離乳食を食べなくても成長してれば大丈夫!

息子の場合、1歳半検診の時に保健師さんに相談しましたが、離乳食が進まなくても体重と身長が順調に伸びていれば今は大丈夫と教えていただきました。ここで保健師さんに相談したことで少し気持ちが楽になったのを覚えています。

それに経験談として、食べない物はどうしたって食べないです。笑

下手に無理矢理食べさせようとしたら子供の信用もなくなります。

この話はまた後ほど書きます。

離乳食を食べない1歳児に対する我が家流の取り組み

完全な克服までとはいきませんが、どうにか少しでも野菜を摂取するために試して効果のあった方法です。

1、好みの味をとことん試して観察する!

食べられる食品の味を時々変えてみる。

息子の場合はブロッコリーで試しました。しかし、マヨネーズなど見た目が大きく変わるものはほぼ拒否なので、うちの場合は基本見た目の変わらない塩味と醤油しか無理でした。しかし多少のニンニクの風味は大丈夫だったり、この頃まだ飲めていた味噌汁も出汁の違いで拒否することはなかったので、風味までは敏感ではないことが分かりました。

色々試すのはおすすめですが、あまり変えすぎると警戒される可能性もあるので、試すのは10回の内2回くらいを目安に挑戦することがおすすめですよ。

2、我が家の解決の糸口は甘味噌でした!

ある日、試してみてヒットしたのが甘味噌。ご飯につけて食べるやつです。
味噌に砂糖とみりんを火にかけ、焦げないように練りながら煮詰めるだけです。

これに野菜のみじん切りを入れてみたら成功!

※野菜を入れれば水分は出ますが、離乳食時期は野菜も柔らかめにした方が良いので、作る時は水を入れてゆっくり長く混ぜながら煮詰めるのがおすすめですよ!!そして油断していると焦げやすいので注意です。

入れる野菜はネギや人参、榎茸など何を入れてもこの頃は食べてくれたので、意外と味に敏感じゃないんだなということが分かりました。

3、りんごの甘露煮と一緒にニンジン摂取

元々果物はりんごと梨は食べられていました。(現在梨は拒否ですが)
そしてりんごを甘く煮たものも食べられました。

これもチャンス!ニンジンも一緒に入れて甘く柔らかく煮るとこれも成功!
※焦げないよう注意です!
後に色々と理解するようになってきてからはこれも食べなくなりましたが、一時でも効果があったのでやって良かったと思っています。

4、味噌汁やスープに混ぜる

あとは、うちの息子は汁物も1歳過ぎくらいから徐々に飲まなくなりましたが、汁物がOKならば味噌汁やスープにみじん切りで少量から入れてみるのもおすすめです( ^ω^ )

もしくは、煮た時に食材から栄養が多少出るので汁だけ飲ませるのも十分効果があると思います。

5、チャーハンなど具材入りのご飯に混ぜる

チャーハンとか食べられるならもっと色が広まりますよね♫
こちらも我が家はNGでしたが⋅⋅⋅(泣)

6、ジュースやスムージーに混ぜる

後はスムージーや生搾り系で野菜や果物摂取も挑戦するのはおすすめです!(こちらも我が家はダメでしたが…泣)
これができたら強いですよね!栄養価の高い生の食材も摂取できるんですから!

家で試さなくても外出先で買ってみてもいいと思います。
うちの息子は何もかもダメでしたが、飲めるものもあるので試す価値は十分ありますよ〜!

7、離乳食を食べない原因は混ぜることも!?

離乳食は食べやすくするためには、潰す、細かく刻むが基本ですよね!
但し、1歳でどこまで理解しているかは分かりませんが、私は下記に綴る苦い経験は離乳食を食べない理由にも十分当てはまると感じています。

嫌いな食材を何かに混ぜる場合の注意点

これは私自身、子供の時の嫌な記憶ですが⋅⋅⋅混ぜご飯系、細かく刻み入れられるのはその物に『何が入ってるか』は関係なく、色々と具材が入っている時点で得体の知れないものが入ってる感覚があり、苦手に感じてました。
1歳児にはまだ訳がわかっていないと思いますが、息子は色々と拒否するようになった頃から出した料理をジ〜ッと見て確認する習慣があります。

これは現在1歳の下の子でも最近出てきました。下の娘は好き嫌いはないですが、気分によって選り好みすることはあるので、1歳児でもちゃんと見てるんだな〜って思います。

良かれと思い細かく刻んだり潰したりすることが返って食べない原因にもなっているかも知れないです。

何の食材かわかるように柔らかく煮るだけにする

子供に原型を一度見せてから目の前で潰して食べさせる

などの工夫をしてみるとまた違うと思います。
少なくとも我が家はそれで効果があったメニューもありましたよ(^^)

8、乳児用の補助食品に頼る

私は利用できるものはどんどん利用します。
添加物?自然食の方が体に良い?
それを食べるならもう万々歳です。食事の質をあげるのも大切ですが、それは口に入れられることが前提!

補助食品の使用や添加物が入ったような出来合いの食品だとしてもそれでも食べないよりはよっぽどマシなんです。
しかし、あくまでも補助食品です。これをきっかけに食べる幅を広げ、ゆくゆくは本物の食材を食べられることを目標にしてます。

離乳食以降も偏食が続く場合に効果的だった事

離乳食時期が終わり、それでもご飯を食べない場合は慢性的な偏食も考えられます。
偏食の場合は嫌な原因が単に味だけの問題ではなく、食感や風味、匂いにも過敏な場合があります。

料理の視覚と嗅覚の情報を排除する

実は私自身も幼少期はかなりの好き嫌いがありました。なのでこれは自分の経験談でもありますが…意外と同じ物でも見えない(見ない)と大丈夫だったりします。

物を食べ飲みする時に、

  • 何か別の物を見ながら食べていると食べた後の味の記憶がない
  • 鼻をつまんで嗅覚を遮って食べた時に味覚が鈍る

こんな経験をしたことってありませんか?
私は視覚と嗅覚を遮るものがあると意外と大丈夫だったりするんです。

具体的にわかりやすいのが、紙パックの飲み物。野菜ジュースや果汁100%のジュースを摂取できたら心強いですよね!
しかし、同じ飲み物だからといってコップに注ぐと一気に飲む気が失せるのです。

私と息子にはかなり効果があり、野菜ジュースはいまだに飲み切れる200mlの紙パックジュースで飲んでます。
1歳から飲める紙パックジュースもたくさんあるので、お菓子やジュースばかりで偏ると心配されるかもしれませんが、それでも飲まないよりは良いと思います。ちょっとコスパ悪いですけど、紙パックジュースおすすめですよ(^^)

離乳食を食べない子供にやってはいけないこと

あれもこれも食べない息子に対して試した結果、後悔している失敗談です。

後悔していること

  • 怒ること
  • 隠して食べさせることを立て続けにやってしまったこと

この2つです。

怒ってしまうことで食事をつまらないことにしてしまった

ただし、これは失敗と思う反面、ある意味仕方がないのかな、とも思います。
理由は食に興味のない子供は自ら進んで食べたい物以外は『食べたくない』んです。

息子の場合はご飯全般が興味のない部類のようなので、好きなおかずを並べても気分が乗らなければなかなか進みません。平気で1時間も2時間もかかります。
朝ごはんが終わる頃に昼ごはんがやってきます。

怒らないで食事を楽しく、なんて言っても、生活が回らなければ食べない現状を許すにも限界がありますので、いまだに息子には度々怒っています。
もしかしたら私が至らないだけでもっと良い方法があるのかもしれないですが…。

隠して誤魔化して食べさせることを立て続けにやってしまった

これは本当に失敗だった…後悔しています。

離乳食の時期からほとんどの食事を食べないので、どうにか口に入れてもらいたくて嫌いな物をご飯やおかずに混ぜたり、隙をついて口に放り込んだりと色々試していました。
この方法自体が悪かったかどうかは分かりませんが、挑戦する頻度が多すぎたんだと思います。
嫌いな物を隠して食べさせても1歳児はちゃんと分かるんです。
次第に私の出す食事に警戒するようになりました。

あれから数年経った今はもう隠れて騙すようなマネはしませんが、いまだに私から新たに勧めた食事は警戒して食べません。
隠したりしちゃいけない、とまでは言いませんが多用するのはやめた方がいいと思います。

私は息子から信用されなくなりました。(泣)

5歳になってもまだ食べない!けど元気いっぱい!

偏食のせいで栄養面の偏りが気になるのならおそらくうちの5歳の息子はとっくに病気になっていると思います。笑

野菜はほぼ全滅(今はなんとか野菜ジュースは飲めてるけど)おかずは肉魚系の4種類しか食べられない超偏食ですから。

でも今のところ体重、身長全く問題なく成長してます(^^)
おそらく彼の栄養源の半分はお菓子でできていると言ってもいい食生活ですが、それでも元気に大きくなるならいいや!と思ってます。

どうしたって食べないものは食べないので、焦らず。
でも少しずつでも色々な食べ物を見せて興味を示してくれるものを探す努力を続けました。

1歳頃から使える離乳食を食べない子におすすめの補助食品

うちで利用していた補助食品をご紹介します。

森永『やさいジュレ』

気休めかもしれないけど子供達も気軽に飲んでくれたので野菜摂取の助けになりました。

伊藤園『1日分の野菜』

え?大人用?って感じですが、これは私が飲んでいた時に興味を示したので『チャンス!』と思い飲ませたことがきっかけに飲んでいた物です。但し、さすがに濃いし、200ml全部は多いので半分くらいにしてました。

もう少し成長したらこんなのも良いかも!

\青汁、飲めたらかなり心強いですね!/

美味しさと栄養バランスを追求!【こどもフルーツ青汁】

辛い離乳食時期を無事乗り越え、お子さんがスクスク成長しますように♫

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コル

札幌で夫と2人の子供と暮らしてます。 医療専門職/Webデザイナー/ブロガーと多様な働き方をしてます。 長男の自閉症スペクトラムが発覚してからは育児と仕事の両立に試行錯誤しながらも自分らしく暮らすために日々奮闘中。このブログでは、そんな日々の記録を綴ってます。

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