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子育て 発達障害

【クレーン現象】1歳の息子が手を引っ張るのは気した方が良いのか問題

こんにちは。私は現在、広汎性発達障害を持つ5歳の息子と1歳の娘の育児をしている母です。
このブログでは発達障害の育児ついて自分が経験したことを綴っています。

手を引っ張るクレーン現象って何?

クレーン現象というのはご存知でしょうか?
欲しい物や要のある場所に大人の手を掴み、手を引っ張る意思の表現方法です。
息子は1歳になった頃から手を引っ張る現象が現れ始めました。
後に知りましたが、このクレーン現象は自閉症の子によく見られる症状とも言われているそうですね。

果たして本当にそうでしょうか?

調べてみました。

クレーン現象とは、自閉症の子どもによく見られる行動で、何か欲しい物を取って欲しい時に親の手首を持って、欲しいものに近づける行動です。健常児(定型発達児)では、欲しいものがあるきには「ジュース(ちょうだい)」のように言葉で要求したり、欲しい物を指差して「これ」と示すのが普通です。クレーン現象は、自閉症の子どもだけに見られるものではなく、要するに言葉で表現できないための行動です。

何か変だよ、日本の発達障害の医療(4) 判断が早すぎる!より引用

息子が1歳の頃、私はこの手を引っ張るクレーン現象で毎日息子の訴えを汲み取っていましたが、当時は『クレーン現象』と名称のついた行動とは知りませんでした。
息子がまさか障害の可能性があるとも思っていなかったので意思表現の方法としてむしろよく考えたな、と思っていたくらいです。

1歳でクレーン現象があったら自閉症なの?

先程の引用文にもあるように、あくまでも
自閉症の子どもによく見られる行動」ではあるものの、
自閉症の子どもだけに見られるものではなく、要するに言葉で表現できないための行動
と記されています。

うちの場合ですが、3歳で発達障害(自閉症スペクトラム症)の診断が下りました。

しかし、診断の至る理由としてこのクレーン現象だけで判断されるということはなく、実際には他にも

  • 言葉の遅れ
  • 感覚過敏や周囲への興味の薄さ
  • 癇癪
  • 自傷行為

など様々な症状があり、診断方法は発達検査の結果と保護者への日常の様子の聞き取りなどを行い総合的に判断されました。
なので、個人的には

クレーン現象≠自閉症

だと思っています。

余談ですが、息子は広汎性発達障害と言われていますが、当時通っていた保育園に障害児申請として提出した時の診断書には『自閉症スペクトラム症』記載されていました。
今は発達障害のの総称として、自閉症スペクトラム症という名称らしいです。

クレーン現象で1歳の子供が手を引っ張るワケとは?

1歳の子供にクレーン現象が見られる理由として、私自身は息子を見てきた経験から

言葉がまだ出てきてないけど自分の意思を伝える為の手段

だと思っています。

自閉症スペクトラム症の中でも、自閉症のあるお子さんには確かに言葉の遅れのある子も多いようです。

そんな息子も4歳までちゃんとした言葉は発することはできず、1歳頃に毎日あったクレーン現象を言葉が出ない代わりの意思表現の方法としていました。

我が家の場合は結果的に障害がありましたが、障害のないお子さんでも1歳の時点ではまだ発語が遅めな子もたくさんいらっしゃいます。

あくまでも個人的な意見ですが、

言葉で表現できない→意思表現の手段=クレーン現象

なのではないでしょうか?
うちは特に発語は遅かったのでこのクレーン現象は1~2年続きましたが、言葉の発達が進むにつれて手を引っ張る行動はなくなりました。

実際に我が家で見られたクレーン現象と生活における弊害

我が家では、息子のクレーン現象は発達障害の診断が出る前の方がよく見られていました。
実際にクレーン現象が出てくる例としては、

  • 何かものを撮って欲しい
  • テレビみたい
  • 何か食べたい

このように用事のある時にその場所まで私の手を引っ張っていき、ポンっと手を置きます。
これだけでしたら子供の意思が分かりやすくて良いと思えるのですが、実際に1日に何度も、「ママ〜」と呼ぶ回数だけ手を引っ張ると考えてみてください。
何十回も用事がある度に行動を共にしなければならないので結構大変なんです。

現在、我が家では下の子がちょうど1歳です。
今のところ発達に気なるところはない子ですが、同じような場面でも指差しでどの方向に用事があるのか教えてくれます。
この指を指してくれる『』というのがあるかどうかでだいぶ違うんです。
この数秒の『』があると、

  • 手が汚れていても洗って拭けます。
  • 物を持っていてもその場に置くことができます。

駆けつける準備を整えられるのです。
しかし、息子の場合はこの『』はなく、その場ですぐ手を引っ張ろうとします。

例えば、

  • キッチンで洗い物をしている時
  • 包丁を持っている時
  • トイレにいる時

そんな時でも声を出して呼びにくることはなく、無言で急に腕を引っ張る上、強引に持っていこうと思います。
手が汚れていても、動けなくても息子には関係ありません。
ちょっと待ってね」ということが一切通用しないのです。

しまいに、うちの息子は自分の要望が通らないと頭を打ち付けて嫌だをアピールするという特性もあったのでなかなか大変でした。

クレーン現象と自傷行為に対応しながら生活できた理由

前項で述べたように、クレーン現象+自傷行為(癇癪)と付き合いながら生活するというのはかなり大変でした。
それでも何とか乗り越えていけたのは家族に頼れたおかげです。

我が家は夫が自宅勤務の仕事をしている上に、家事が全般できる人なので協力してもらい何とかこの時期を切り抜いてきました。
当時は、私一人で息子を抱えながらまともに家事なんてできない状況が続き(家事を優先させたら子供が発狂&頭を打ち付ける)、周囲の助けがなかったらおそらく生活環境は破綻していました。

とはいえ、我が家は共働き。私も夫も常に家事に手を回せるわけではなかったので家事は生きていける最低限しかできていませんでした。

それよりも息子と行動を常に共にし、些細なことですぐ頭を打ち付ける息子を怪我から守ることで精一杯…そんな日々を送っていました。

ですので、

頼れる家族がいるなら無理をせず頼る

家族に頼れない方は外部に頼る

外部に頼る』これも一つの手だと思います。
全てを育児をしている人が一人で何とかしようと抱えると疲弊してしまいます。
最近は子供の一時預かりをしてくれる保育事業や家事代行業者もあるので、うまく活用をしていくのも良いと思います。

私も実際には使わずにすみましたが、当時調べていたことはあります。
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私も、もしワンオペ育児をしていたら他の生活費を節約してでも多分頼っていたと思います。
それくらいクレーン現象があったこの時期の息子の育児は辛い記憶として残っています。

 

クレーン現象が気になるなら1度相談するのがおすすめ!

先に『クレーン現象≠自閉症』というとは限らないとは言いましたが、実際は言葉の発達が遅めな子供に手を引っ張るクレーン現象が多いのは事実だと思います。
言葉の表出が遅かったり、目が合わない、呼んでも反応がない、などのコミュニケーション面やその他にも気になることがあるなら是非、相談に行かれることをおすすめします。

その際は、

他に気になる症状はないか?

あるなら心配なことを全て整理

をして、お住まいの地域の子育て支援センターや保健センターに相談に行かれると先方にも伝わりやすいと思います。

クレーン現象だけでしたら、1歳の時点では普通のお子さんにも十分見られる症状のようです。
しかし、他にも発達で気になるところがあるなら話は別です。
今後さらに困りごとが出てきたときに相談しやすくするためにも早めの相談と情報収集はしておいて損はないと思いますよ!

周りは気づいていたとしても誰も教えてくれない

個人的な経験ですが、このような障害に関わるかも知れない内容はとても繊細なので育てている方が自分で気づかない限り周囲が指摘してくれる機会は少ないと感じています。
そして、身内の場合は障害の事実を受け入れたくない人も中にはいます。そうなると尚更指摘はありません。
むしろ我が家の場合は障害の疑いを相談した時には声を揃えてみんな否定的でした。

さらに、個人的な経験段にはなりますが、発達障害などに関する情報は自分から踏み込んで集めようと行動しなければなかなか得られず、行動力と時間が必要になります。
情報収集の取っ掛かりとしては

参考

  • 保健センター
  • 子育て支援センター
  • 児童相談所
  • 保育園や幼稚園
  • 病院

などありますが、各所あまり連携が取れておらず、むしろ情報が散在していてとても分かりにくい印象です。
そしてどの機関も予約で埋まっていることが多く相談できるまでの待機時間がかかります。
数ヶ月かかると思っていた方が良いでしょう。

日頃SNSなどでも情報を集めていますがどこの地域も似たり寄ったりの印象を受けるので、おそらくどこの地域も分かりにくいのではないかと思います。

我が家のクレーン現象の終わり

所々で述べましたが、うちの息子は3際の時に自閉症スペクトラム症という診断を受けています。
様々な症状がある中でも言葉の遅れはかなり目立っていて、ちゃんとした発語は4歳になってからです。

しかし、このクレーン現象は1歳頃から始まり、診断がつく前の2歳半くらいにはほとんど親の手を引っ張ることはなくなっていました。

細かな経緯としては、

1歳:クレーン現象で親の手を引っ張る

2歳:より具体的にジェスチャーで伝えられるようになってきた。

3歳:単語の語尾が言えるようになてきた。

4歳〜:2~3語文の会話ができる←今ココ

意思を伝える手段が成長すると共にクレーン現象はなくなりました。
ちなみに自傷行為は言葉が出てきはじめた3歳頃まで続き、癇癪は 5歳の現在でも発狂する形で続いています。
なかなか気持ちのコントロールが難しい息子ですが、少しづつでも成長はしているので今後さらに穏やかに育って欲しいと願う親心です。

これを読んでくださった皆さんのお子さんもスクスクと成長しますように。

 

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